遍路日記(39日目)
いよいよ本当に最後の日。
高野山へお礼参りへ。
九度山駅に8時半過ぎに着き、身支度をして出発。
歩いて20分ほどで着いた。
読経を本尊のみでし、納経をいただく。
寺を出たときにおっちゃんに先に女の子3人が登っていったから迷ったら教えてあげてくれと頼まれた。
高野山への歩きルートである町石道に入ってすぐは坂がずっと続き、これが続くのならきついなあと思いながら歩く。
昨日の雨で地面や葉が濡れていたことも歩きづらい原因となっていた。
おそらく最後の案内矢印たち
少し歩くと人の声が聞こえて来たのでさっき言ってた3人の女子かなあと思ったら、3人のおばさんだった。
話をすると慈尊院まで男性一人と一緒だったと言っていた。
女の子だと思ってちょっと期待していたのでテンションが下がり、先にずんずんと歩いた。
町石が100mくらいおきにあるが中々進んでる実感がなく、段々と無心になっていく。ただ水を持っていなかったのでどこかに自販機や水道ないかなあと頭の隅で考えていた。
坂を下り、残り6kmくらいのところで車道に出て、休憩所の前に自販機があったのでそこでお茶を買い、ベンチに座ってフルグラを食べた。
そのとき後ろから外人カップルがやって来て道を探していたので教えてあげた。
外見と雰囲気からすごく歩くの速そうだなあと思いながら見送る。
しかし休憩後歩き始めるとすぐに追いつき、しばらく同じくらいの速さで歩いていたらもどかしかったのでペースをあげて抜き去った。
そのまま一気に進む。
朝の霧がいい雰囲気だった。
最後の幾らかは坂がきつくなったが、それまでは平坦だった。
大門へ到着。でっかい。
このくらいのレベルになると体に虫がついてても気にならないのだろうか。
中へ進み、伽藍、金堂、金剛峰寺を拝観する。
金堂
金剛峯寺の襖絵は圧倒的な雰囲気があった。とにかくすごいと思った。
茶菓子ももらえて見た目ただのハイハインかと思ったら美味しかった。
納経をし、奥の院へと向かう。
道中の墓道(戦国武将や企業の墓がいっぱいあるところ)がかなり長く感じられた。
奥の院に到着し、焼香、読経をしルートに従って進み、読経を繰り返す。
ここから先は撮影NG
特に何も感じなかった。
スピリチュアルな雰囲気も神秘的なパワースポット的な何かも感じなかった。
感慨も何もない。
九度山駅で一緒になったおっちゃんと再会し、話すと途中道に迷い、車で乗せて来てもらったとのこと。
納経と白衣印をもらった後、納経所のおっちゃんに車で駅まで乗せてやろーかと言われたが、ケーブルカーに乗りたいんでと断る。
残りの時間で高野山を散歩し、Lさんにお土産を買い、バス、ケーブルカーにて帰る。
その後電車で難波へ。
ハンバーグを食べ(オニオンスープが美味しかった)、コインランドリーで荷物の整理をし、バス待合場へと向かう。
終わった。
つづく?