遍路日記(5日目)
5時半頃に起きて出発準備。
荷物をまとめて井戸寺にて読経などをこなし、納経所が開くまでストレッチ。
納経終了後、井戸寺を出発してたらたら歩く。
コンビニはあるが外にゴミ箱が置いてあるところが市内(徳島市)だからかなく、8軒目くらいでやっと見つけた。
歩き遍路には荷物を少しでも減らしたい、軽くしたいという切なる思いがあるのでゴミ捨てはとても大事なのです。コンビニさんありがとう。
その後、次の寺までの道のりを地図で見ると、県庁近くを通りそうだったので県庁へ行き記念撮影をした。
特に意味はないがなんとなく。
休日だったので庁舎も開いてないし何のために来たのか自分でも分からなかった。
県庁前には船(ボート)がたくさん停まっていた。
次の寺の恩山寺までが20kmくらいと長く、日差しも強かったのでアスファルトを延々と歩くのはキツかった。
後に顔が真っ赤になる。
道中退屈だったので、まだまだ覚えきっていない般若心経を練習しながら歩く。
18番札所 恩山寺
いっぱいいた。
今日も出発前に目的地を予め決めていたので、そこまではひたすら進んで(道の駅)食堂が5時までなので美味しいものを食べる!と信じて頑張って歩く。
遍路小屋にて見かけた張り紙。
この後何回も見かけるのだが、見かける度に深く考えさせられた。
私は何か残せただろうか。
途中、女性に追い越されてついていけなかったが、それで少しペースを上げることができ、4時20分頃には目的地の道の駅に到着。
食堂で「おいしくてお腹いっぱいになるものを!」とリクエストするとカレーラーメンセットを勧められたので頼んだ。
「ご飯は接待で大盛りね」と言って下さり、ボリュームは満点だった(ちょっと多すぎ…)。味はまあふつうで、ご飯もパサパサだったが気遣いや久しぶりに食べるあったかくてまともなものだったので幸せだった。
テントをはらしてもらうことも了承いただき張り終えると(なんだかんだで初テント)、どこかで見かけたおじいさんが!よく見ると途中で座って休憩しているところを追い抜いた人だった。
話してみるとスイスに住んでいて、遍路をしていたが昨日まで3日間くらい足を痛めて宿に泊まっていたらしい。
表(外)で寝袋で寝るのが好きらしく、隣にテントも張らずに寝袋のみで今寝ている。
9年ほど前、東南アジアだかどこかに行ったときに、まっさらな道に寝袋で寝たら周りに何もなくてキレイで
「この道は俺のものだー!!!」
というように感じて最高に気持ち良かったという話をしてくれた。
明日は別格もあるので3時半くらいには出ようかなと思う。
道中見かけた気になる看板。