遍路日記(27日目)
6時半頃に出発。
昨日上った階段を上り納経をする。
そこの住職と少し話す。屋久島に行ったことがあったり、妻を亡くして野宿をしながら区切り打ちで遍路を回っている最中だと言っていた。いい人だった。髪は2日に1回剃る。
59番札所国分寺へはまあまあのスピードで着き、納経所の人に石鎚山に登ろうと思うんですけど…と言ったら止められた。今回ではなく別で行った方がいいよとのこと。でも行ってしまうんだけどね。
そこから別格10番札所興隆寺までがなかなかしんどかった。
途中閉店した店の軒下のベンチで休む。歩いていたおばあちゃんと話して「何もあげるものないけん、またおいで」と言われた。
興隆寺は少し坂の上にあって打戻りがあるので墓地内にある六角堂という所に荷物を置いて進んだ。
山門からの道がとても素敵でかわいらしく、またゆっくり行きたいなあなんて思った。本堂も大きくかっこよかった。
納経所の方と話し、犬が3匹いて1匹は19歳。その子をなでていたら3匹全員集合してなんだか面白かった。みんな均等になでてやった…つもり。
納経所の方は木の説明とか水の説明とかお堂の説明をしてくれ、最後には渦潮せんべいをいただいた。
握手を求めて優しく握ると、がんばるんやでと力強く握り返してくれた。
そこから下り、別格11番札所生木地蔵へ。
比較的すぐに着いた。
サービスの雪の宿と飴を2ついただき横峰寺へと向かう。
道中最後のファミマでご飯を買い、水を補給し歩き出す。
お寺に電話をし5時をこえるが隣接の小屋に宿泊させて下さいとお願いし承諾をもらう。途中おっちゃんから飴のお接待をいただき少し話す。
鹿児島の指宿、知覧にも行ってお茶も買ったことあるよーと言っていた。
後にインスタフォローされる!?
自動販売機がいっぱいいた。
横峰寺への道は体力が残っていたのでサクサク道路は進んだ。
山道に入ってからも慣れてきたのか景色を楽しみながら歩ける喜びを感じながら上れた。楽しかった。生きてる感じがした。
思ったより早く着くと納経所の人がいて、明日石鎚山登るというと特別に納経をしてくれ、カステラもいただいた。下山後は寺に戻るより県道を行った方がよいとのことでそうしようと思う。
明日は成就社近くで泊まる予定。
おやすみ。
今日の一言
つづく