遍路日記（１８日目）

洗濯物、テントが朝起きるとびしょびしょだった。

どうにもならずにそのまま収納し６時２０分に出発。

途中の道の駅の風景

高知県最後のお寺である39番札所延光寺近くのへんろ道でおじさんのお遍路さんと遭遇。こっちの道でいいですか？と訊ねるとそのまま話が弾む。

今回が３度回った後の４回目で県ごとに区切って打っているらしい。１日40kmくらい歩くようで、ザックはなんと25lだった！すごい！！（ちなみに僕は38l）しかもテント&寝袋有という。自分もやはりもっと荷物を減らそう（送ろうかなあ）と思った。

延光寺までの道も少し上りと下りがあった。

白衣に亀の印を押してもらう。鶴と亀がそろった。

納経を済ませ、打ち戻る（来た道をそのまま引き返すということ）。

途中でテント、寝袋を干していたので回収。我ながら効率がよかったと思う。

おじさんにも言われたし、40番札所の観自在寺まで行けるだろーと思っていたら松尾峠とその付近が結構しんどかった。上り終えても15kmくらい残っているし…。もう何も考えずにひたすら進む。

途中、愛媛に入る。

今日泊まらせてもらおうと思っていた観自在寺の通夜堂に頑張って頑張ったのだけれど５時までに間に合わなそうだったので電話連絡をすると、５時までが受付なのだが着いた時に電話して、もし誰かいたら対応できるかも…とのことだった。

この時すでに１６時４０分。

なるべく早く着こうとザック紐を締め、走ることにした。

走っていないときはなるべく早歩きで進む。本当にしんどかったが、なぜかムキになってどうしても泊まるんだという気持ちで頑張った。途中道を通り過ぎGoogleマップを見ていると車のおっちゃんが丁寧に教えてくれて、先を急いでいたら別のおっちゃんが大きいボンタンを２つくれた。ありがたいけど…急いでるし重いしかさばる…でもありがたい。ザックに入れるのはめんどうだったのでそのまま左手に持って行くことに。

河川敷では色々な人とすれ違った。

観自在寺に着き電話をすると、先ほど電話対応してくださった女性が穏やかに迎えてくれた。もしかしたら私が着くのを待っていてくれたのかもしれないと思うと本当にありがたい気持ちでいっぱいになった。

今日歩いた距離を計算したら49kmだった。

びっくり！！

最後は８kmを１時間で進み、やればできるもんだなと思った。

ジョイフルが近くにあったので、そこでハンバーグ、ドリンクバー、和風セットで炭酸を飲み、おなかいっぱい食べて今これを書いた。

けいちゃん

観自在寺に着く手前の橋を渡る時に「こんにちは」と女子高生にあいさつをすると、

「さようならー」と返してくれたのがすごく気になって不思議な気持ちになった。