遍路日記(12日目)
朝6時頃に出発。
30番札所善楽寺まではすぐ着き、7時になるまでに先に読経を済ませておく。
ベンチに座っていると、逆打ちでやっているおじいさんが来て少し話をする。むつかしいと言っていた。
そしてそのとき近くに住んでいる人がトロピカーナを買って2人にお接待してくれた。おいしくて一気に飲んだ。
その人はバスで回ったことがあるらしいがバスも腰が痛くて大変だと言っていた。
31番札所竹林寺への道では牧野植物園を横切った。
色々な草花や木が生えていてそれぞれに名称が書いてあり、へえこんなにあるんだと感心した。においがすごいのもあった。
最後は入り口の門を開けて到着。
32番札所禅師峰寺へもやはり遠かった。
眠たくてイライラしながら進む。
到着し、納経所で次の寺までのルートを訊ねると「橋は歩いて行くもんじゃない、船で行きなさい」と言われて考えますと言ったが、結局最初から歩いて行くと決めていたので橋を渡ることに。
思ったより橋の歩道は狭く、高さと大型トラックとすれ違った後の風はスリルがあった。菅笠も手ぬぐいも外しゆっくりと進む。
気晴らしになったのでよかった。
33番札所雪蹊寺に着くと隣の公園でよく見かける外国人が寝ていた。
このとき寺間の距離を勘違いしていたこともあったので当初の計画の35番札所清滝寺まで納経を済ませることは諦めた。
34番札所種間寺になんとか着くとさっきの外国人がいたので少し話した。
いつも自分の先に先にといるので歩くの早いなあと思っていた。
彼は日本語を喋れなくて5月1日にスタートし、今日どこに泊まるのだけはなんとなく分かった。ここで英語で会話をしたい熱が強まり、のちにTSUTAYAにて英会話の本を買った。1600円。
歩いているときにでも見て少しでも力になればなあと思う。
母にラインも返した。
軽快な御大師様
かわいい。
夜はショッピングモールでラーメンを食べ、久々にお腹いっぱいになった。
ダイブ焼けて黒くなってきた。
タンパク質系のサプリを買おうかと思ったがよくわからなかったのでやめ、TSUTAYAで視聴コーナーがあったのでジャパリパークを聴く。
予めテントを張った橋の下に戻ると近くに車が停まっており、その人もそこで夜を明かすようだった。少し不気味だった。
最近疲れるのが早い気がする。
飽きたのか。
これも修行なのか…。
今日は道に迷っているとおばちゃんが道を教えてくれ、迷ったらすぐ誰かに聞きなさいと言われた。