遍路日記(11日目)
テントを撤収し、5時半頃に出発。
やはりしばらく歩くと眠くなる。
ニャンとかして!!
海岸沿いの堤防横の道がずっと続き、これが長かった。
景色はほぼ変わらず退屈なのでばらの花やふくろうずや安藤裕子の歌を口ずさみながら進む。
今までに出会った遍路さんのこと(今どこにいるのか?)とかをよく考えてしまうので、その度に、人と比べない、早ければいいもんじゃない、自分のペースで一歩一歩歩くという意識に戻そうと心がける。
おそらくこれだけは正しいと思う。
28番札所大日寺まで残り23kmくらいあったので道の駅や休憩スペースで休みながら行った。
途中何度か声をかけられ、工事現場?に立っていたおばちゃんは「さっき広島から来た女の人がいたよ」と言っていた。歩きで女性で通しの人はほぼ見ていないので非常にキョーミがあります。
大日寺に着いてしばらくするとザックをしょった女性が現れ、この人かなと思ったが会話には至らなかった。
靴を脱いでそこで大休止。
早く歩くということについて少しポジティブな考えが出て来たので書いておく。
→たくさんの人に会える!!←同じペースで歩いていたら会えない人に追いつき追い越すことで出会いが広がるのは確実だろうと思った。
狂気シリーズ②
29番札所国分寺へ向かうころ、暑さは(日差しが)ピークに達しており、こういうときは菅笠と首後ろまでかかる手ぬぐいがいいなあと思った。
国分寺まではなかなか遠く、着いた頃にはヘトヘトになっていた。
おみくじのポストがかわいくて引いてみた。
その後途中のファミマで弁当を買い、隣のイートインスペースで携帯の充電をしていたら20分くらいがっつり寝ていた。
そのくらい疲れていたのだろうか。
炎天下の中は余計に体力が奪われることに注意せねばならない。
宿泊地に選んだヒダカさん(企業)の善根宿はベッドがあり小さいビジネスホテル並だった。
今日はゆっくり眠れそう?
出発前に書きためていた納札がなくなってきているので少しずつ書くこと。
おやすみなさい。風呂に入りたい…。