遍路日記(10日目)
6時過ぎに出発。
前日に26番札所金剛頂寺付近まで近づいていたので、1kmほど歩いてあっさり寺へ着いた。
トイレにて朝の支度と髪を剃り納経。
その後27番札所神峯寺へと向かう。
神峯も山の上とのことだったので時間がかかるだろうとふみ、近くの駅に泊まる計画を立てていた。また周辺には店がないので少し前のスーパーで食料調達も考えていた。
道中で2人歩いているお遍路さんを見かけ、追い越そうとしたら話しかけられた。
Mさん63歳(遍路は2回目)とA(ドイツ)。少し一緒に歩き、Aがトイレに行ったので私は1人先に行くことに。
ずんずん歩いているとへんろ道(山道)に入った。
上って下って山道を出たら先ほどのMさんに追い越されていた…。
公式の遍路地図には山道(へんろ道)と道路の2種類(或いはそれ以上)が記されていることが多いのだが、山道(へんろ道)の方が通常の道よりキツいことがあるのでそこは注意しないと思った。(それでもへんろ道を行く気がするが…)
Mさんは歩くペアが変わっていた。
新しいペアの方H(広島)はベッド販売の契約社員で働いていたが心の病で今休んでいてついでに遍路に来たとのことだった。やさしそうな人だったが少しコミュニケーションが苦手そうだった。
3人で話しながら進んでいく。距離は稼げたがMさんが速すぎてへとへとになった。
Hくんは宿へ荷物を預けに、こちらはスーパーで買い出し。
このときiPhoneの充電0。
Mさんは昼食にパンなどを食べ、自分は大休止の予定だったのでお先にどうぞとした。
その後、途中でMさんを追い越し、山の麓にザックを置くつもりだったがタイミングを逃し重い荷物を背負ったまま登山に入る。
今回もキツいと聞いていたが、今までと比べたら大したことなかった。着いたのが3時だったのであと2時間くらいは歩こうと思った。
宿泊場所を野宿場所一覧から安芸球場前公園の東屋と設定したが、そこまでが遠かった。1日の最後の5kmは10km以上に感じるものだ。
ヘトヘトになりながらも6時15分頃に着き、ゆったりと腰を下ろす。
場所は遊具もあり、人もあまり来ず、とてもよかった。
テントを張って寝る。