遍路日記(9日目)
夕方以降雨が強くなりそうだったので4時頃に出発。
明徳寺のおっちゃんに挨拶をすると、頑張れよとせんべいを頂く。
私も回ったことあるけど大変なとこいっぱいあるぞと言っていた。
握手をしてお別れ。
左右の小指はやはり痛くて右が特に小指から足全体を侵食するようになっていた。
そのため途中ペースが落ちたりしたが、なんとかテクテクと歩いていった。
用便場所がボットンしかなく(2回連続)、諦めてそこでする。体は軽くなった。
曇り空でパラパラ雨が降ったり止んだりだったがザックカバーと傘は1度も使用しなかった。
12時過ぎに寺間の距離が75.4kmある長かった24番札所最御崎寺に到着。
最後の上りの階段はまたかよ…と思った。
納経を済ませ、足があまりにも痛かったためスリッパにて出発。
意外とイケるんじゃないかと感じたがスリッパがすぐ壊れそうな気がする。後に靴下と合わせてモンベルで買ってもいいかもしれない。
その後、25番札所津照寺に3時頃に着く。逆打ちで回っている七福神みたいなおっさんと少し話をする。
近くにドラッグストアがあったので、マメの化膿止め、カットバン、飴を購入。
ほっかほっか亭も近くにあったので大好きな高菜弁当を買った。
スーパーでは明日の朝食を買い、今日はお金を結構使った。
しかし、足は壊死しそうな気がしたので後悔はしていない。
夕方に近づいてきたので目的の民宿うらしま近くの橋の下へと急ぐ。
スリッパでくるぶしが擦れて痛かった(靴下を履けばいいかも)。
入り口から見ると草が生い茂っていて大丈夫かなと思ったが、奥まで進むと広くて中々いい場所だった。
弁当を食べ、テントを張り、少し仮眠して今に至る。
途中、夫婦岩は近くで見たが、室戸岬は遠回りだったのでスルーした。
欲望にまみれた想像をしたりぼーっとしたりで修行かどうかよく分からない。
明徳寺に貼ってあった般若心経の解説がよかった。(2回目。当時の写真は前日の日付だったため加筆をしたのだが、日記には翌日に書いてあったため重複)
狂気を感じる畑