遍路日記(7日目)
夜はすごくよく眠れた。9時から5時くらいまで。
ゆっくりとパッキングをし6時半過ぎに出発。
先にSさんが出発したけど、21番札所太龍寺の少し前で追い抜いた。
寺までの坂もなかなかきつかった。
21番札所 太龍寺
納経を済ませ22番札所平等寺へ。ここも地味に遠かった。
お寺まで残り1kmくらいのところの民家でおばあちゃん3人組がお接待をしていた。
おにぎり、あんみつ、ゆで卵と初めて所謂お接待的なものを受けてああ遍路にきたんだなあとちょっと思った。(最初で最後となる)コーヒーとお茶、お菓子ももらい、少しばかり世間話などをして握手してお別れ。
平等寺で納経を済ませ次の寺まで24kmの道を進む。
行けども行けども先が見えない。
道も案内看板を頼りにして行ったのでどの道を通ったのかどこを歩いているのか分からない。一番信用していた看板(看板は何タイプかあるのだ)の残りkmが11kmから16kmに増えるなどしてイライラした。
残り6kmくらいでスイスのおっちゃんに会って気分がのってスピードが上がった。
途中、頭がよくわからない状態になったのか、看板に「おっけーわかった」と話しかけたり、グッドサインをしたり、景色に「イイね~」と言ったりしていた。
海側を歩いていたので(後半ほとんど)景色はキレイで波の音も心地よかった。
23番札所薬王寺には4時半頃に着き、急いで納経をもらって近くの道の駅に向かった。
物産館の前に京都から来たというおっちゃんがいて色々と遍路ことを知っていたので教えてもらった。
テントから離れるとき注意しなければならないこと、足の怪我には気をつけないといけないことなど。
参拝しているときに何かエラソーに先達(遍路を以前経験されている方)に「ここはこうこうしなきゃダメだよ」と注意されたら「お大師様に言われたんですか?」と言えばいいと言っていたのが面白かった。
その後、薬王寺下の温泉に入って体を2回洗い、(3回洗おうとしたら体がヒリヒリしたので止めた)ウォータージェットのところで肩と腰を癒し、水風呂で足や肩を冷やした。4日?ぶりだったのでかなり気持ちよく明日からまた頑張れそうな気がした。
温泉施設内の食堂で夕食をとろうと思ったが1000円以上しそうだったのでやめ、京都のおっちゃんに教えてもらった中華料理屋へ。しかし着いたのが8時2分で8時までで閉店だった。
よって今ファミマにておにぎりとサンドイッチを食べて携帯を充電してこの日記を書いているのである。
後から、KくんとSさんもきて3人で近くの東屋で就寝。
明日どーしようかと考え中。