タコ25の日記

日々の暮らしや活動記録

世界が勝手に動き出す

昨日9月19日、なぜか私は坂爪圭吾さんのトークイベントを主催させていただいた。

「坂爪圭吾さんと語る会@鹿児島」


もう完全に他人事である。

 

 


私が大好きでしばらく拝見させていただいているブログ『いばや通信』

ibaya.hatenablog.com

を書かれている坂爪圭吾さん。

(生きることにちょっと悩んだりしてる方に読んでもらいたい。)


現在も全国各地を転々と移動し活動されており、
博多でのトークイベントが今月19日20日に催されることになっていた。
私は丁度今お会いしたいなあとふと思っていたこともあり、そのトークイベントに参加するかどうかを迷っていたが、参加費が3000円であり、なんとなく高いなあと思って、なんとなくそこには行く気がしていなかった。
実際に行かなかったことが全てである。

ところが数日前、博多の後に鹿児島に3日ほど来られるということを知り、鹿児島でイベントがあったら行こう!と気持ちが変わったため、すぐにFacebookにて坂爪さん本人にスケジュールを確認したところ
「19日の19時以降ならどこかに伺うことはできます!」
とのお返事をいただいた。

そのとき私は
「ん? つまりはイベントは特に組んでないけれど、誰かがイベントをやるのであれば行けるということ? そっかー無理だな」
とため息混じりに思ったのであった。

あったのであるが、ここからどうしてそういう心境になったか自分でも説明がつかないのだが
「自分で企画すればよくね?」
と思い立ったのである。

私はこういう企画を立ち上げること自体殆どやったことがないし、人をまとめることが苦手で好きでもない。別にネガティブになっているわけではないがそういう人間のようである。

そんな私が、気がついたら坂爪さんに参加者募集をFacebook内でしていいですか?との連絡をしており、結果的に素敵な場所で18名ほどの人物が集まったトークイベントを催すことができた。

催すことができたと言ってはいるが、私は本当に本当に何もしていない。
たまたま第一賛同して下さった方(共同主催となって下さった)が自宅に素敵な(これはもう本当に素敵だった。自然に囲まれ、普通に探してもなかなか見つからないであろう、静かな空気が流れている空間)場所を提供して下さり、また飲み物や軽食も準備して下さり、会場も設営して下さり、そしてみなさんが告知して下さったおかげて様々な方が集まって下さり、トークに参加して下さり、イベントを終えることができた。

 

告知をしたのが前日の昼ごろだったのにも関わらずにだ。

 

加えて平日の夜ということもあり、主催2人の知り合い数名程度を覚悟していたのだが。


そしてそして最後まで私は本当に何もしなかった。
これってなんだろう。

 


最近の私は

「行きたいところに行って会いたい人に会いに行く!」

というのが一つのテーマであるのだが、実際に出来ているかというとやはり尻込みしてしまう部分は多々あるわけで、でも今回はその気持ちが強く働いたというか、もっというと自然に会いに行っていたという感じなのだと思う。
会いに行ったというのが全て。

文章はいつも読んでいるが、読むという行為と実際に著者に会ってその人の空気感を味わうのとでは
良くも悪くもまったく別の体験だと思う。
そしてより優先すべきは後者だと私は思っている。
体験による実感。これこそが最近とても重要だと感じている。


実際に坂爪さんにお会いし
すごく自分でいることに重きを置いている人だなあという印象を強く持った。

必要以上のことは話さないし、周りに気を使わない

そういう意味では
私は色々な執着やこう思われたいとかいうものが多いなあと感じた。
話をしながら「誰かにこう思ってもらいたいから言っているなあ」とか
「あれ、今これいう必要あった? 何か取り繕ってない?」
と感じることが幾度とあった。

自分は自然体で素直になれてきていると過信?(ちょっと違うかも)していたので、今回のこの経験はそういう部分を実感できたことは私にとって大きかった。
今後自分がどうあるか、どうありたいかはちょっとずつ考えようと思う。


イベント自体は参加者が何年も前からブログを読まれている方、隣県の宮崎から来て下さった方、生きる希望をもらった方などの熱心な方が多くトーク自体もみなさん思い思いに語って下さっていた様子でよかった。

私はといえば、終始何故か自分の役割と目的は終わった感にふけっていた。

 

 

イベントが終わり、共同主催者の方と別れ、家路に着いた私は全く疲れもなく平静な状態であった。

 


これはどういうことだろうか。

 


一体今日は何が起こったのだろうか。

 


この他人事ってのが何か重要な気がしてならない。